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部屋にあった『天外魔境II』の撮影をしました。
画像のソフトは、PCエンジン版、ニンテンドーDS版、プレイステーション2版、ゲームキューブ版です。流石にPSP本体を持っていないので、PSP版は所有しておりません。
ゲームとしては王道なRPGで、戦闘システムはターン制コマンド入力式のオーソドックスな作りですが、とにかく戦闘バランスは秀逸。敵のHPはボスであろうが最初から表示されるので作略が練りやすく、攻撃力アップ等の補助系の術は効果が切れるまで(ランダム)重ねて使うことも可能なので、低レベルでの攻略も可能。しかも、ランダムエンカウントの発生率は丁度良く、レベルアップすれば体力や術も回復するので、ゲームの展開は非常にスムーズです。今でも名作と語り継がれているのも、納得のゲームバランスとなっています。あくまでこれはPCエンジン版での話ですが…
 
2003年に、『天外魔境III』の製作発表と共に発売されたプレイステーション2版やゲームキューブ版は、その辺のバランスが改悪され、単なる「古臭いRPG」として仕上がっています。レーティングの都合上、桝田省治(シナリオ担当)らしい毒のあるきわどい表現がマイルドになっているのは仕方ないのですが、PCエンジン版の絶妙なバランスが崩壊し(難易度の低下)、シナリオを楽しむだけのRPGとなっています。ロード回数もかなり増えていますし…。当時から激安価格で売られていましたが、それ相応の出来です。
 
2007年に発売されたニンテンドーDS版は、リメイクというより移植に近い作りとなっています。一部表現は流石に修正されていますが、PCエンジン版の絶妙なバランスで楽しみたい人はこちらをお勧めです。というか、PCエンジン版と同内容のゲームが携帯機で遊べるなんて、当時を知る人間からすると夢のようです。
 
 
 
 
 
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トレーダーで購入したPCエンジン版。50円也。先日まんだらけで買ったソフトは52円だったので、秋葉原の相場は50円ぐらい?今となっては、これを起動するためのハードを手に入れる方が難しいかも?(笑)
 
 
 

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マイクロマガジン社『そうだ、ゲームミュージックを聴こう!』。2002年発売。
 
ゲーム雑誌等でゲームミュージックについて語られることはあっても、それを専門にした商業誌は少なく、そういった意味では貴重な一冊。
内容は、音源の歴史、作曲者&レーベル担当者インタビュー、ライター陣のお勧めサントラ紹介、サントラデータベースが掲載されています。
特に膨大な量のデータベースは圧巻で、CDだけでなく、カセットテープやレコードまでフォローし、しかも発売日まで掲載されているので、サントラコレクターはかなり重宝するはずです。一般には知られていないような、非売品や通販やイベント限定アイテムまで掲載されているのには頭が下がります。
他にも、インタビューはそれなりに興味深い話ですし、音源の歴史はマニアックな知識もあって読み応えがあります。
ただ、インタビュー記事は、ライターの趣味で作曲者を選別している感が強く、特に作曲経験がない遠藤雅伸氏(代表作『エアーズアドベンチャー』『忍者じゃじゃ丸くん鬼斬忍法帳』)にインタビューしているのが疑問です。また、ゲームミュージックの時代的な傾向として、どういった音楽が流行ったとか、ハードの切り替わり時にどう作曲方法が変わったとか、現在に至るまでのゲームミュージックの時代背景が掴みにくく、ゲームミュージックの歴史本としては微妙なところです。他にも、紙が漫画雑誌と同じような材質を使っているので、もうちょっと良質な紙を使って欲しかったのが正直なところです。
せっかく数少ないゲームミュージック本なので、どうせなら『ファミ・コンプリート』や『セガコンシューマヒストリー』みたいに、当時のブームが肌で感じ取れる感じで作って欲しかったところですが、1500円以下という低価格で売られた本としては許容範囲だと思います。
 
ちなみにこの本、ブックオフにて100円で購入したので、文句は全くないのですが(笑)

今週のファミ通のセガ特集で秋葉原のスーパーポテトが紹介されていたのですが、プレミアソフトとしてスーパー32X版『バーチャファイター』が紹介されていてびっくり(172ページ参照)。しかし、定価が7800円(税別)なのに、スーパーポテトでは4179円が相場とのことですが、定価よりも安いのに「プレミアソフト」と呼ぶのはどうかと思います。その程度でプレミアというのであれば、新作ソフトの中古は全てプレミア価格になっていまいます。本来、プレミアって定価よりも高い商品に対して呼ぶべきものなのに、定価よりも安く取引されているソフトまでプレミア扱いになってしまうと、ゲームソフトのプレミアの基準がイマイチよくわかりません。
それにしても、私が同じ店で23ヶ月前に買ったときは1980円(もちろん完品)だったから随分と値上がったなあ。
 
そういえば、プレミアソフトが他機種に移植されると、そのソフトの相場が下がるという意見を聞きますが、それってどう考えても嘘っぱちですよね。さっきの32X版『バーチャファイター』を例に挙げますが、あれは一時期(90年代後半頃?)一万オーバーで取引されていたのですが、その32X版の約一年前には、当時の次世代機であるセガサターン版が発売され、そのセガサターン版も32X発売時にはすでに中古価格は捨て値に近い状態で取引されていました(この値崩れには、バーチャファイターリミックスが発売されたのもありますが)。プレイしたいのであればセガサターン版で十分なのに、「他機種でも出ているから価値が下がる」ならば、一時期的だとはいえ32Xはプレミアが付くはずがありません。32X版『バーチャファイター』の価値は、「セガサターンよりも非力なスーパー32Xでも遊べる」のが最大の魅力であって、上位機種で遊べたとしてもその有難味は半減以下になってしまいます。
 
 
ちなみにこの特集では、メガドライブのメガモデム対応ソフト『GO-NET』も紹介されていたのですが(173ページ参照)、こちらは148000円とのこと。これぐらい値段なら安心してプレミアソフトと呼べますね(笑)。
 
 
 
 
 
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昨日メッセサンオーで買ってきた『蒼穹紅蓮隊』のサントラCD2310円也。同僚にamazonで売り切れていたから秋葉原に行ったついでに買ってきて欲しいと頼まれました。他にも、PS2版怒首領蜂大往生&エスプガルーダ、アトラス関連(プリンセスクラウンなど)やUPL関連、ジャレコ関連などの一般的な店では取り扱ってなさそうなCDが充実しているので、興味がある人や、通販専売CDを買い逃した人は、秋葉原に行ったついでに寄ってみるのもいいでしょう。一部の曲は試聴もできますしね。
 
 
 
 
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バンダイ(現バンダイナムコゲームズ)のアルカディア用ソフト『ホッピーバグ』。
タイトルとパッケージイラスト見て0.05秒ぐらいで気付くと思いますが(私の同僚ですら余裕で気付いた)、セガの『ジャンプバグ』のパ○リゲーです(笑)。元のゲームは、ワーゲンが飛跳ねながら進んでいくという奇抜な内容で、80年代のアーケードゲーマーの間では知らぬ者がいないほど超メジャーな作品でしたが(多く流通したせいか駄菓子屋でもよく見かけた)、正式な移植版はNECのパソコン「PC-9801」版しか存在せず(違ったらゴメン)、モドキとはいえ、このアルカディア版は貴重な存在だと思います。スーパーポテトでは1280円という大変お求め安い価格設定なので、興味ある人は是非どうぞ。まあ、肝心のアルカディア本体の入手の方が難しいのですが…(笑)

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