メガドライブ末期の名作アクションシューティング『エイリアンソルジャー』の開発バージョンにはボスとの会話シーンがあった!?

という事で、最近になって商品版のロム内で発見されたという隠し仕様についての動画だけれど、本来の仕様ではプレイヤーに物語を伝えるテキストがオープニングデモしか表示されないため、説明書やBEEP!メガドライブやPS2セガエイジス2500版の説明書で公開された膨大な設定が一切明かされることなくエンディングを迎える事になるので、もしかしたらその補完の意味でこの会話シーンを入れようとしたのかも知れない。

ところで敵ボスは主人公のことをイプシロン2ndじゃなくてエイリアンソルジャーと呼んでいるんだな。これは初耳。しかし、会話シーン入れると硬派なゲームがB級っぽい雰囲気になるな。

そしてもう一つ。ステージの区切りにテキストが表示される動画。
動画のテキストを読んだ感じ、取り敢えず試験的に入れたとしか思えないゲームの流れとは無関係な適当な内容だけれど、もしこれが物語に沿ったテキストならばこれで主人公の目的や展開が見えてきた感がある。
ただ、実際にゲームを最後まで通しでクリアしたプレイヤーなら理解して頂けると思うけれど、本作はハイスピードでゲームが進んでいく爽快感あるゲーム。この動画を見るとそのテンポが会話シーンで途切れてしまってるのを見ると、この演出を無くしたのは結果的に正解かも知れない。たぶんだけれど、オープニングデモやあの膨大な資料を見る限りだと会話シーンがあってもサッパリだと思うぞよ(汗)

最後に同じくロム内にある未使用ボス動画。

発売前の専門誌でも紹介された為見た覚えはあるユーザーはいるかと思うけれど、まさかこれがロム内に存在してた事に感動。動きも多間接キャラらしくユニークだけれど、本来の13面ボスである蛾型ボスに比べるとビジュアルや動きに中盤ボスらしいインパクトが弱い気がするので結果的にこれで良かったのかも知れない。元々エイリアンソルジャーはボス100連発のゲームだったと知られているけれど、おそらくこんな感じで多数のボスを作ったものの、その多くのボスがエイリアンソルジャーとしてのクオリティには達成しなかった…というのが実情で、本当の意味での完成形は今の商品版なんだろうね。ボス水増しだらけのゲームだったら今のような評価はされないだろうし。



なおこれら仕様の表示方法は動画の説明文に記載されてるので、特に未使用ボスについては当時情報を追ってたユーザーならば感動の対面とも言えるので、見れる環境のある方は是非。





●Switch版パノラマコットン
一面を遊んでいるうちは完全移植だと思ってたんだけれど、ステージを進んでいくうちに違和感が出てきて、2面の時点で
「このステージ、オブジェクトが配置されてなくてこんなにスッカスカだっけ?」
と疑問に思うようになってきたんだけれど、やはりというか海外でも同じく疑問に思うプレイヤーがいたようで、実機との比較動画が上がってた。
これを見ると記憶の通り本来オブジェクトがあるところが排除されたところか、一度に出現する敵の数も少ない。
オリジナルとなるメガドライブ版はメガドライブ末期に出たタイトルだけあってハードの限界までフル稼働させたようなゲームだったけれど、エミュではそこまで再現できなかったことなんだろうな。

…こうなってくると11/12配信の『ジノーグ』は大丈夫なのか気になってくる(汗)

流石にMD互換機用カートリッジ版パノラマコットンならばエミュじゃないから大丈夫とは思うけれど、せっかく現行機で手軽に遊べると思ってただけに残念。アップデートとかされないかしら?