DMCといえばカプコンの『デビルメイクライ』だけれど、15年くらい前は若杉公徳先生のギャグ漫画『デトロイト・メタル・シティ』というくらい当時は大ブームだったんだよね。
滅多に漫画の単行本を買わない自分でさえ買って読むくらいは好きな漫画で、後半になるにつれ根岸とクラウザーとのギャップ差が縮まって途中で読まなくなったけれど、DMCファンの誤解によって数々のクラウザー伝説が生まれる序盤がシンプルに面白かった。

そんなDMCなんだけれど、大ヒットしただけに映画化やアニメ化等、当然のようにメディアミックス展開され、ゲーム化もこの中に含まれながらも、長引く開発期間の中でDMCブームが去ったのか、発売中止になったんだよね。

そんな発売中止ソフトという認識でいたニンテンドーDS版DMCだけれど、ふと駿河屋の買取サイトを見ていたら…
FullSizeRender
なんと買取ページに登録されている!

しかもJANコードまであるし!
どんな意図があって登録されたのか気になるけれど、サンプル版でも出回ってるのかしら?

駿河屋のデータベースを信用するならば本来の発売日は2010年のようだけれど、実写映画やアニメが2008年公開だった事を思うと、その2年遅れての発売はいくらゲームが面白くてもキャラゲーとしては致命的すぎる。ライトユーザーが大半を占めていた当時のDSユーザー層を見ると尚更発売中止が正解にさえ思ってしまう(汗)





●任天堂社員はSNS禁止?
昔、うちの職場に元任天堂社員が面接に来た際に「気持ちはわかるけれど(彼に)前職について訊くなよ」と言われたんだけれど、その時は特に何も思ってなくて、しばらくして今後任天堂関係者に会える可能性の無さに勿体無いなと思って、任天堂社員に接触する方法を考えてみたんだよね。
そこで真っ先にSNSが思い浮かんだんだけれど、調べてみたら任天堂社員誰もやってない!
社員である事を隠してやってる可能性も当然あるけれど、少なくとも任天堂社員と匂わせる発言をしている人が見当たらないんだよね。

これは憶測でしかないんだけれど、任天堂は社員に対してSNSを禁止している可能性があると見ている。その根拠の一つに『Downwell』の作者がかつて任天堂に所属してた時期に一切Twitterでツィートをしてないのが気になるんだよね。

守秘義務を徹底しているのが何となくわかるけれど、Bloombergの望月記者の業界関係者をでっち上げた記事を見ると確かにそういう処置をしたくなるわな(笑)


任天堂ネタの取材に熱心なオロチさんのでさえ

>あと任天堂に問い合わせるのが筋というコメントもありましたけど、任天堂は基本的に公表していること以外は教えてくれません。

同じく任天堂コレクターとして有名な山崎功さんと数年前の忘年会にお会いした時(あの酒缶さんも同席!)に著書の事を聞いたことがあるけれど、本を出す際に任天堂に問い合わせたら(ニュアンス的に何を書いても自由だけれど)自己責任的な対応以上のことはなかったと仰ってたのが印象的だった。そしてその時にちゃっかり山崎さんにサインをいただいたのはここだけの話だ(爆)

なので、任天堂のことを調べようにも過去に公開されてる資料以上のことを調べるのは、関係者に接触できない以上は難しいんだろうなあ。

山内元会長や岩田元社長、ファミコンの生みの親の上村氏、G&WとGBの生みの親の横井氏等、当時を知る関係者が亡くなられるのを見ると今後ユーザーが知り得る機会もなくなり、そういった意味で任天堂社員にはSNSで過去の逸話を発信して欲しいんだけれど、この現状を見る限りは無理っぽいね。資料をそのまままとめればいいと思うかも知れないけれど、メディア向けに脚色する事もゲーム業界には普通にあるので鵜呑みにすると危険…というのが、近年ハドソン関連で思い知らされたんだよね(笑)