先日(7/1)Nintendo Switch onlineで事前告知なしにメガドライブ4タイトルが追加配信されたけれど、その中で家庭用初移植となる東亜プラン(当時)のメガドライブ版『ゼロウイング』のラインナップ入りはめでたい!
近年では欧州版の英語テキストがネタにされがちだけれど、アーケード移植として見ても完成度高いので、個人的にも一押しタイトル。とにかく岩垂氏のアレンジBGM(特に2面)が最高なのよ。
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任天堂のWiiバーチャルコンソール時代は割とマニアックなレトロゲームも配信されるほど盛んだったけれど、東亜プラン作品はシューターに圧倒的支持を受けながらも権利元がはっきりしなかったせいか、近年まで移植に恵まれずにいたので、こうやって東亜プラン作品が配信されると嬉しくなってしまう。東亜プラン作品の権利を整理してくれたTATSUJINの上村氏に感謝!

ゼロウイング以外の新規3タイトルはメガドライブミニ に収録済みだから人によっては新鮮味ないかもだけれど、『ロックマンメガワールド』が配信された事によってSwitch本体一台でオリジナルの初期ロックマンとの遊び比べられるのはなかなかいいよね。




●メガドライブミニ2収録のエイリアンソルジャーに関しての意見
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個人的にメガドライブミニ2で『エイリアンソルジャー』収録は大歓迎なんだけれど、SNSではエイリアンソルジャーが収録されたメガドライブミニアジアエディションをエイリアンソルジャー目的で買ったユーザーの一部から批判されているのを見かけてゲンナリ。
基本的には日本未発売(但し後にマニア向けに少数が日本で発売された)で、とっくに生産が終了した3年前に出たハードと比較して文句言うのは筋違いもいいところだと思うのだが、自分の気のせいだろうか?
数ヶ月前にアジアエディションを買ったのならばまだ納得はするけれど、日本に出回った台数から見れば現在出回ってる本体はほぼ中古本体だろうし、中古で買った物を今更のタイミングでセガに文句言うのはただのクレーマーだろう(笑)

裏を返せばアジアエディションを買った人はメガドライブミニ2でエイリアンソルジャーを遊ぶユーザーよりも3年早く遊べるアドバンテージもあったはずで、それを無視して言ってしまう辺りにアジアエディションを大して遊んでないのだろうなあ。というか、大の大人がこの程度で買って損したとか言われるとゲーム買うのが向いてないと思ってしまう。

ただ、メガドライブミニアジアエディションが少数出荷だったが為に買えなかったユーザーも多かったせいか、純粋にエイリアンソルジャー収録を歓迎する声も多かったのは救いかな。


次に多いのはメガドライブミニ2収録のエイリアンソルジャーに完全版を期待する声。これは論外でしょう。ソフトバンクから発売された『セガハードヒストリア』のトレジャー前川社長インタビューでも触れているけれど、天才プログラマでもあり、世界で2番目にエイリアンソルジャーに詳しい前川社長が作ったボスを、エイリアンソルジャーの生みの親である菅波さんから殆どボツを食らった時点で、当時の資料がどれだけ残っていようが第三者が完全版を作ったとしても、菅波さん本人が手掛けない限りそれは良くても2次創作にしかならないよね。
しかも、エイリアンソルジャーはボス戦に特化したアクションゲームである以上、ランダムで攻撃してくるボスとの読み合いが楽しい訳で、単にボスを水増ししただけでエイリアンソルジャー完全版を名乗るのは何か違う気がするんだよね。社長が一生懸命作ったボスさえボツにするほどのゲームに対して、安易に完全版を求めるのはエイリアンソルジャーを理解してないような感じがして残念に思ってしまう。他にも、セブンフォースを7段階変形にしたところで、現状の5段階でも長丁場の戦いを要されるのにかなり厳しいゲームになると思うぞよ(笑)