最近まともにレトロゲーム関連の記事を書いていないので、そろそろクレームが出る頃だと思いますが(笑)、いい具合に面白い情報をゲットしたので記事にしてみました。
 
もっとも、紹介するゲームが1989年に海外で発売されたタイトルなので、すでにご存じの方がいらっしゃいましたら、「なんで今更紹介するんだ!」と突っ込まれそうで怖いですが(笑)
 


先日、とある方からコモドール社のPC「amiga」にあの『ダライアス』が移植されているという情報をいただきました。
イメージ 1
イメージ 2
イメージ 3
イメージ 4
イメージ 5
イメージ 6
amiga版のタイトルは『DARIUS+』。
 
同名でPCエンジンHuカード版(NECアベニュー)が存在しますがそれとは別物で、何故か海外タイトルの『SAGAIA』の名は冠していません。
 
日本ではメジャータイトルだけに移植されていてもおかしくはないのですが、気になるのはその移植度。
 
Amiga自体のスペックはよくわかりませんが、動画を見る感じ、二重スクロールの再現や多くのキャラを表示させてもチラツキが見られないなど、ファミコン以上・PCエンジン以下といった性能といったところでしょうか。
 
また、ダライアスシリーズの売りであるステージ分岐(ただしダライアスII以降のようにステージマップに切り替わる方式)、巨大戦艦ボスはきちんと実現していますが、それ以外の部分は……うーん。
自機が全く別の物に差し替えているどころか、ショット性能が変更されたり、自機の上下にオプションが付いていたり、敵とアイテムが同じ様な色使いのせいで見分けつかなかったり、画面の広さに対しキャラクターが大きく狭さを感じるとか(さらに編隊ボーナスもなし…)、とにかく「ダライアスに似せようとした何か」にしか見えません。BGMのアレンジも微妙すぎるし…
 
ダライアスである以前に、シューティングゲームとしても厳しそうな出来で、敢えて評価するなら、日本では最速移植だったPCエンジンCDロムロム版(NECアベニュー)よりも一年早く発売したところでしょうか。
まあ肝心の出来がアレなんで、これを移植と言っていいのかどうか、本気で悩むところです。ファミコンでいえば『ファザナドゥ』(コナミ)のような(笑)
 
 
今となってはコレクターズアイテムにしかなりませんが、個人的にはマスターシステム版『ストリートファイターIIダッシュ』(TEC TOY)的なネタゲーとしてのインパクトにときめきました(笑)
 
 
\¤\᡼\¸ 3
ただ、ゲームとしてはAmigaよりも性能が劣ると思われるマスターシステムで可能な限り『ダライアスII』を再現した『SAGAIA』を見てしまうと、もうちょっとなんとかならなかったのかなあ、と思います。
今見るとマスターシステム版は30fps前後で動いているのでちょっと動きに滑らかさがありませんが(その代わり操作遅延はなし)、それを差し引いてもハードスペックを超えた出来となっています。
私なんて大のお気に入りで、このソフトを4本所有するほどです(画像は3本だけど実家にもう一本保管)
 
 
 
 
 
 
 
まあハードスペックが高くても、イコール出来に繋がるわけじゃないのは、ゲームボーイアドバンス版『ダライアスR』で身を持って知ったんですがね(笑)
イメージ 7
しかし、ジャレコ(当時はPCCW名義)のゲームを発売日に、しかも定価の4,800円で買ってしまったのは不覚中の不覚…(板橋区大山駅近くのマジカルガーデンで購入)
 
雑誌では、「PCエンジン版を参考に移植」というような記載があったので期待して買ったのに、めちゃくちゃな移植具合に相当ショックを受けてしまいました…