2011年07月

1988年に稼働されたセガの同名アーケードゲームを、その数ヵ月後(同年)に発売された移植版で、メガドライブ最初期にあたる作品です。実はこのソフト、当初はローンチの発売を目指して開発していましたが、開発が遅れ、メガドライブ第三弾タイトルとして発売されました(なお、第一弾とニ弾はローンチで発売された『スペースハリアーII』と『スーパーサンダーブレード』)。
本作は二人同時プレイが可能な半強制スクロールのサイドビューアクションゲームで、パンチ・キックの格闘技を武器としたプレイヤーキャラを操るという、アクションゲームとしてはオーソドックスなものですが、スピリットボールと呼ばれるパワーアップアイテムを3つ集めることによって獣人キャラに変身できるのが特徴です。
 
5ステージ構成のループ制で、変身できる獣人は各ステージ固定となっていて(裏技で変更可能)、ステージ1はウェアウルフ、ステージ2はウェアドラゴン、ステージ3はウェアベア、ステージ4はウェアタイガー、ステージ5はウェアウルフ強化版に変身することができ、各獣人はそれぞれ異なる攻撃方法を持ち合わせています。変身する前の人間タイプはパンチ・キックという地味な技ですが、変身後はそれまでの鬱憤を晴らすような派手な攻撃による爽快感を味わえます。
 
当時の最新ハードであるメガドライブであっても、4メガビットという少ない容量でアーケード版の内容を全て収録することは難しかったのか(但し当時の家庭用では充分に大容量だった)、オープニングやエンディングなどの一部のデモシーンは削除されていますが、売りであった獣人への変身シーンや、ステージ構成は(ほぼ)アーケード版を再現しています。
また、メガドライブは家庭用据置機では初めて、アーケード版同様にコントロールパッドに3つのボタンが付けられているので、PCエンジンやファミコンで発売された移植版のように操作方法にアレンジはありません。ただ、アーケード版では重かった操作感が、このメガドライブ版では大分軽くなったので遊び易くなった印象です。
 
元のゲームがそうであったようにアクションゲームとしては大味で、しかもこのメガドライブ版はアーケード版と比べ難易度が低く、操作がしやすいということもあり、ある程度アクションゲームに慣れている人なら力押しで攻略できてしまいます。緻密な攻略を求めるようなゲーマーには向かないですが、難易度的にもボリューム的にも丁度良く、獣人になるとなかなかの爽快感を味わえるので、本作と相性が合えば、ちょっと軽く遊ぶに適しています。また、アーケード版同様二人同時プレイも可能なので、接客ソフトとしてもそこそこ楽しめるかと思います。
衝撃的すぎるエンディング(?)がカットされたのが個人的には残念ですが、当時の最新アーケード作品をメガドライブのパワーを活かし、大きなキャラクターやFM音源によるサウンド、二重スクロールで再現することによって、初期メガドライブの性能をアピールするためのデモンストレーション的な役割をそれなりに果たしたと思います。
 
アーケード版の評判がよかったのか、このメガドライブを始め、PCエンジンやファミコンにも移植されましたが、正直他機種に渡って移植されたのか疑問に思います。
最初こそは獣人のインパクトでそれなりに楽しめますが、ゲームとして大味ということは、裏を返せば奥が浅いので、飽きもかなり早いです。しかもそんな飽き易いソフトをソフトのラインナップが不十分だったメガドライブ初期に発売したので、当時リアルタイムで購入した人の中には、やるゲームがなく延々をプレイした人も多かったと思います。メガドライブ発売の数か月間のラインナップを見ると、当時のユーザーはよく耐えれたと思います。
その後も、WiiのバーチャルコンソールやXbox360Liveアーケードのような配信サービスでも、初期タイトルに本作が選ばれることが多いので、セガにとって本作はセガの代表作という扱いなんでしょう。ただ、一般人でも楽しめるかと言われるとかなり微妙な出来なので、悪い意味で「セガのゲームは癖が強い」という印象を植え付けてしまった人もいるかと思います。
 
ゲーム部分だけでなく、初期タイトルならではの技術不足な部分も含め、正直佳作と呼ぶには厳しい部分もありますが、操作性やバランスに癖があるアーケード版よりも、遊び易く改善されたメガドライブの方がお気に入りだったりします。アーケードの完全移植が当たり前の今ではそういった方向性は認められるか微妙なところですが、それが容認されたのはこの時代のゲームならでしょう。筆者はメガドライブ版をクリアーした後にアーケード版をプレイしたのですが、あまりにも操作性が違うので、一面すらクリアーできませんでした。アーケード版の雰囲気を楽しむゲームと言えるでしょう。個人的には、つぶらな瞳が愛くるしいウェアベアを見る為にたまに引っ張りだしては遊んでいます(笑)
 
ところで発売当時、小学5年生だった筆者は本体を未所有でしたが、近くのスーパーのゲームコーナーに本作のデモ機が置いてあったので、他の子供たちと順番待ちしながらひたすらプレイしていました(二人同時プレイだったので順番の回転率が早かった)。今思えば大味なゲームなのですが、当時はまだファミコン全盛期ということもあり、ファミコンでは実現できない大きなキャラクターの迫力や、美しいグラフィックに感動し、先のステージの獣人が見たいがために無我夢中でプレイしていました。難易度の低さも、アクションゲームが下手な当時の筆者にとっては嬉しい要素でした。しばらくして、メガドライブ初期のキラータイトルである『大魔界村』が発売されるのですが、それまで筆者にとってメガドライブは『獣王記』でした。そもそもそれしかプレイしていなかったのもありますが…(笑)
 
ちなみにポケットサイズのソフト内蔵メガドライブが海外から発売されていますが、大味なゲーム性のおかげで下手なゲームよりも遊び易かったりします。もっとも、スクロールの速いソニックや、シビアな操作が求められる忍シリーズは携帯ハードに向かないですからね。

といっても34歳なので祝うには微妙な年齢ですが、気分的にはまだ18歳ぐらいです(爆)
まあ未だにファミコンやらメガドライブと騒いでいるので、あの頃と全く進歩していないですしね。家庭とか持てば少しは変わるのだろうか…いや、私の性格上、子供ができようが変わらないかも。
 
 
 
さて、任天堂はニンテンドー3DS値下げ前に購入したユーザーに向けてアンバサダープログラムを実施しましたが、この「アンバサダー」という言葉を聞いてネット上では「飲料水みたいだ」との意見を聞きますが、個人的にはア○ウェイのディストリビューターのクラス名を思い出してしまいました。
10年以上前、○ムウェイの勧誘がうざかった奴がいて、そいつは「俺はアムウェ○の収入で食べていくから、それまではフリーターで食い繋いでいく」みたいなことを言ってましたが、ア○ウェイ商品自体の知名度からするとアム○ェイの収入だけでは食べていってないんだろうなあ。彼から(嫌々ながらも)説明会や表彰式ビデオを見せてもらったんだけど、なんか宗教的でうさん臭かったのが印象的です。商品の質も、掃除機や浄水器は他社メーカーとの違いがわからないし(そもそも○ムウェイには製造能力はなく、商品自体が他社のOEMなので当然といえば当然)、洗剤関連も一般的に売られている洗剤と比べても特別優れているわけでもないですしね。ちなみに私、アムウェ○の会員じゃないですよ(笑)
 
 
 
 
アンバサダープログラムの話に戻りますが、配信されるソフトは全10タイトルとの事ですが現在分かっているタイトルは、
 
『スーパーマリオブラザーズ』
『ドンキーコングJr』
『アイスクライマー』
『バルーンファイト』
『ゼルダの伝説』
 
の5タイトルです。無難といえば無難ですが、それがかえって安心感があります。これがセガだったら『獣王記』を入れそうですし(笑)。それにしても、『ドンキーコング』を差し置いて『ドンキーコングJr』をラインナップに入れているのもポイントです。
 
残る5タイトルが気になるところですが、今までの任天堂を見ていると、実際のところは
 
『デビルワールド』
『クルクルランド』
『レッキングクルー』
『メトロイド』
『光神話パルテナの鏡』
『リンクの冒険』
あたりのいずれかに落ち着くんだろうな、と思ったり。
個人的には、今のところディスクでしか遊べない『タイムツイスト(前・後編)』がプレイしたいなあ。当時遊べなかったので、余計そう思います。
 

イメージ 1
『伝説巨神イデオン』『戦闘メカザブングル』『聖戦士ダンバイン』で知られる湖川友謙氏のジャケットイラストが眩しい、メガLDソフト『トライアッドストーン』です。
セガ初のメガLDソフトとして発売されましたが、実開発はデータイーストによるもので、幻の作品となった『キャッシングストーン』の移植となっています。後に『シュトラール』とタイトル変更し、3DOやセガサターンにも移植されたので、それなりに好評を博したのかも知れません。
ゲーム内容は同社の『サンダーストーム』『ロードブラスター』のように、画面で指示されたレバーやボタンをタイミングよく押すだけの覚えゲーですが、こちらはむやみに連打しなければならないシーンが多く(連打シーンで「パワー!パワー!」と叫ぶのは笑えますが)、前2作に比べるとちょっと遊び辛く感じます。映像面でも、背景まで動画だった前2作に比べるとインパクトが劣りますし…。
なお、画像のソフトは店頭用のサンプル品ですが、内容は商品版と違いはありません。
ちなみに私、メガLDを所有していませんが、ジャケットに惚れこんでつい買ってしまいました。デコゲーという理由じゃありませんよ(爆)
 
 
 
 
 
 
ところで巷ではニンテンドー3DSの値下げが大きく話題になっているようですが、これが貧乏な学生時代なら相当怒ったんだろうな、と思ったり。どちらにせよ自分では買っていないので特に気にしてはいないのですが、最近になって購入した人には複雑なんだろうなあ。確かに3DS発表当時、任天堂の携帯ハードとしては25000円は高いと思いましたが…(だからじろのすけさんにトレードとして3DSを頼んだんですが)。
でも、任天堂はそこのところはきちんと考えがあって、早期購入してしまった人には無料でレゲー配信してくれるのには良心的だと思います。ただ、ネットに繋いである人限定なので、そういった環境にない人のことを考えて欲しかったのが正直なところです。ネット環境にない人は、特定のゲームショップかマクドナルドに行けばいいみたいですが、だれもが近くにそういった施設があるとは限りませんし。
 
それはそうと、前世代機であるDSiをほぼ同じ値段帯になるのですが、こちらはどうなるのか気になるところです。今更DSiを欲しいとは思いませんが、DSiLLだったら一万ちょっとなら欲しかったりします。あのモニターの大きさは惹かれるものがあります。
 
今回の騒ぎですが、確かに任天堂ハードとしては珍しい早期の値下げですが、それでも個人的にはセガハードの時よりかは遥かにマシだと思っているんですよね。セガサターンの時なんて発売から半年ぐらいで定価が一万安くなるどころか、非売品ソフトである『バーチャファイターリミックス』まで同梱する始末。本体を早期購入した人には、同梱ソフトであった『バーチャファイターリミックス』を無料配布するどころか、単独販売をすることで済ましていました。しかも、この『バーチャファイターリミックス』、限定販売と謳っておきながら再販までしていましたし(帯の色が初版と再販では異なる)。あの時に比べれば遥かにマシかと思います。ただ、私がセガサターンを買ったのが高校時代だったのですが、そこまで悔しい思いをしなかったのは、値下げ前に十分セガサターンを楽しんだからでしょうね。ソフトに魅力があれば、一万ぐらいの損失は全く気にしません。
しかし、歴代セガハードで一番可哀そうなのがマスターシステム。発売して一年後に次世代機であるメガドライブが発売され、発売が予定されていたソフトのほとんど全てが根こそぎ中止となりましたからね。今でも『アウトラン3D』のことを想うセガファンも多いと思います(笑)
 

私がよく利用している通販サイトが駿河屋なのですが、状態を気にしなければ値段は安く、しかも海外のソフトも扱っていて、さらに一定の金額の買い物をすれば送料が無料になるので、結構好きなサイトです。
 
しばらく利用していなかったので久しぶりに覗いたのですが、流石に夏休み需要ということもあって数か月前よりも相場が上がりましたね。200円ぐらいで買えたのが1000円以上になったのも結構ありますし。購入する時はシーズンオフがお買い得といえそうですね。掘り出し物さえタイミングよく出回ればいいのですが…
 
ちらっとレトロゲームを見ていたのですが、少し前は安かったPCエンジンの『R-TYPEコンプリート』が6000円にまで上がっていてびっくりしました。去年あたりだったと思いますが、同じくPCエンジンの『ザ・TVショー』が4万を超えたりと、駿河屋はいきなり相場が上がることが多いのですが、どういった基準で相場が決まるのか未だにわかりません。買取価格はあまり上下しないのに…(笑)
 
 
 
 
話は変わって、本日就職の会社見学として女子高生が職場に来ました。
各高校に送られた書類によると、知らないうちに私が「採用事務担当」とされていたので(笑)、職場について色々と説明しました(業務内容や職場施設の案内とか)。
彼女にとっての職場の印象はともかく、私が超絶グロメンなので、履歴書が送られることはないんだろうな、と思いながらも自分なりにやったつもりです(爆)。
そういえば、趣味かどうかはともかく、こういった機会じゃないと女子高生と話せることもないので(下手すりゃ犯罪だ)、私にとってもいい経験でした。会社説明をすることによって、改めて自分の職場を見つめ直すことができますしね。

ふとebayを眺めていたら、なんと幻のメガドライブ版『テトリス』の出品を見つけました!しかも、テトリスの作者アレクセイ・パジトノフ氏のサイン入りです。しかし、開始金額を見て驚愕…貧乏人の私にとって100万ドルはあまりにもきつすぎです…。
数年前に中野まんだらけでメガドライブ版「テトリス」完品をたった26万で入荷したことがあったのですが、迂闊ながらもそれを買い逃し、未だにそれを激しく大後悔しています(笑)。流石に一括払いは無理ですが、まんだらけではローン組むと手数料とか掛からないので、以前メガドラ版『マキシマムカーネイジ』(57750円)を購入するときに利用したことがあります。またまんだらけで入荷してくれないかなあ。
 
 
ところで、メーカー別レトロゲームのコンプリートを目指すと、難易度の高いメーカーってどこでしょうかね?
有名どころだと、サウンドウェア同梱版の出荷数が異様に少ない光栄とか、ゲームボーイアドバンスソフトのカップリング版がやたら多いカルチャーブレーンとかが思い当たります。プレイステーション2以降になると廉価版バージョンがやたら多いコナミもそれに当たりますね。それらタイトルで共通することは、世間的にニーズがなさ過ぎてプレミアが付かず(もし見つかっても破格の値段)、転売ヤーもいないので、市場に出回ることが稀です。一つのメーカーにこだわって集めるのもなかなかいいですね。
そんなことを考えると、滅多に再販が行われなかったメガドライブはバージョン違いが少なく(ザ・スーパー忍とかエコー・ザ・ドルフィンとか)、コンプリートしやすい機種かも知れませんね。それでも、光栄の『三國志II with サウンドウェア』『信長の野望 武将風雲録 with サウンドウェア』はかなりの壁になりそうですが…。あ、そういえば通信系とか、メガLDもあるんだっけ?(爆)
 
 
話は変わって、先日購入した『バレットソウル~弾魂~』をプレイしました。前回も書きましたが、見た目は弾幕系に見えますが、やればやるほどハドソンのキャラバンシューティングっぽいですね。特殊ボーナスを出したときのSEとか、左右に同時に出現する敵を同時に破壊すると実績解除とか、明らかにそれを意識しています。一通りプレイヤーキャラを試した感じ、自機は女性パイロットが一番扱いやすいですね。爺さんは移動スピードが遅かったり接近戦が強いのでマニアが好みそうな性能です。逆に、主役機(?)が無難な性能なのはある意味お約束です(笑)。これはちょっとやり込んでみたいですね。アーケード移植作品が多い中で、家庭用オリジナルシューティングというのも大きなポイントです。

↑このページのトップヘ