2012年01月

去年の話で申し訳ないのですが、どっかのコピペブログでGREE岸田氏、細かなゲームバランスよりも課金機会の演出、効果の演出が大事」という記事を見かけたのですが、元ソース記事を読む限り、後者の演出の部分はともかく、ゲームバランスに関しては「どうでもいい」とは発言していないんですよね。まあ煽ってアフィ収入を稼ごうとするコピペブログの管理人は仕方ないとはしても、日本語の理解力が弱くて釣られる人が多い事に非常に残念に思います。そんなのに釣られるような馬鹿がマスコミにもいるのには笑いましたが(笑)
 
ソーシャルゲームの課金サービスの批判として、「課金しないとどうしようもないバランス」という声をよく聞くのですが、これについて「いつの時代のソーシャルゲーの話をしているの?」と言いたくなってきます。ソーシャルゲーム初期は確かにそんなゲームバランスだったかも知れませんが、これは80年代初期ぐらいまでのコンシューマ&アーケードゲームで見られた「理不尽なバランスによる高難易度化」だった時代と同様で、ソーシャルゲーというジャンルが確立し、一般的に普及した今となってはそんな作りは通じません。
 
課金サービスを他のジャンルで例えると少しは理解できるかと思います。
 
ミニ四駆の場合は、お金を持っていればその分、より高額なパーツが買えますが、レースに勝つためのチューニングはパーツだけの力だけではどうにもなりません。ただ、パーツの選択の幅が広がるので多少有利になるだけです(この話は私の小学生時代の経験)。
 
カードゲームの場合は、お金があればより良いカードを集めることができますが、デッキを組むにはカードの枚数制限がある上、カードには一長一短があるので、カードを沢山持っていたとしても組み合わせによっては必ずしも有利とはなりません。これもまた選択の幅が広がるだけです。
 
ソーシャルゲームも同様で、課金すれば非課金のユーザーよりも遊びの選択の幅が広がるだけで、それが必ずしもゲームが有利となるわけではありません。実際、ソーシャルゲープレイヤーの中には非課金ユーザーもいますが(一説によるとソーシャルゲープレイヤーで実際に課金をしている人は4人に一人とのこと)、それでも十分に楽しんでいる人もいますし、「金持ちが有利」というゲームバランスだったらここまでソーシャルゲームが普及することはありませんし(むしろ醒めると思う)、ユーザーもそこまで馬鹿ではありません。
 
あと、「課金で情弱を騙してお金を絞り取る」という意見もありますが、そもそも課金をしようがそれは本人の自己責任であって、それを企業に責任を取らせるのはナンセンスです。ソーシャルの課金をギャンブルと同列に考える人も中にはいますが、「ギャンブルで破産した人に同情するか?」というと、やっぱ自己責任だと思います。何をやるにせよ、限度を超えずほどほどに楽しむべきものです。
 
ソーシャルゲーム批判のもう一つ意見として、「ゲーム性が低い」ということですが、そもそも「ゲーム性って何?」と聞きたくなるんですよね。私はゲームを始めてから今年で29年目なのですが、そんなゲーム歴の長い私からしても「ゲーム性の概念」に対する答えが未だに出ていません。例えワンボタン操作で結果だけを見るゲームでも、ボタンを押すまでは結果がわからないので、それだけでもゲームとして成立するように感じます。アタリVCS時代のゲームや、テープメディア時代の国産PC時代なんて、ソーシャルゲーム以上のシンプルなゲームがたくさんあったので、ソーシャルゲームだけを叩くのもどうかと思います。
そもそも「ゲーム性」という概念自体が曖昧なのに、ただ批判しているのを見ていると、「気に入らないから取り敢えず叩いておこう」という風に見えて嫌な気分になってきます。もちろんソーシャルゲーをプレイするかどうかは本人の自由で無理にやれとは言いませんが、やりもしないゲームを想像だけで批判するような人間は、かつて私が少年時代にいたファミコンの存在を頭ごなしに批判していたくだらない大人と同類のように感じます。まあそれでもガチャ一回300と聞くと高いな、とも思いますが(笑)
 
 
ちなみに私がプレイしたソーシャルゲーで気に入っているのがixen『ボテン君』。さぼてんのボテン君を育てる育成ゲームですが、やっているうちにボテン君に愛着がわき、エンディングには思わず泣いてしまいました。やれることは少なく、ハエ退治のミニゲームは非常に簡素な作りで、最後まで課金なしに遊んでいましたが(植木鉢購入など)、それでも十分に楽しむことが出来ました。
それにしてもボテン君を見ると、『忍者ハットリくん』に登場する「トゲ次郎」を思い出すのは私だけだろうか?(笑)
 
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同じく、某コピペブログで、「ゲームのグラフィック論争」をしているのを見て鼻で笑ってしまいました(笑)。もうこれは大昔から言われて、あのBeep!』(ソフトバンク)でセガの『アフターバーナー』(アーケード版の話)「グラフィックだけで中身スカスカなゲーム」と批判していたのを思い出すと、懐古厨というヤツは20年以上も前からも変わらずいるんだな、と思います。
そもそも、見映えがよくなければ誰も手にとってもらえないですし、もし「実際にプレイしてみれば面白いゲーム」であったとしても、プレイしてもらうにはまず先に手にとってもらわないとプレイしてもらえませんからね。
いつの時代もグラフィックは重要で、単純にHD画質で極上のグラフィック!」ではなくても、マリオシリーズのようにSD画質でも楽しそうに見えるグラフィック」でも構いません。ユーザーにやってみたいと思わせるグラフィックは商品として必要です。だってさ、いくら美味しい食べ物でも、見た目不味そうだったら誰も買わないじゃん!(笑)それと同じです。

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通販サイト駿河屋で購入。
 
Wiiソフト
●マイルストーンシューティングコレクション2 …888円
 
海外マスターシステムソフト
●My Hero …959円
 
『マイルストーンシューティングコレクション2』は、マイルストーンがそれまでにアーケードで稼働した縦スクロールシューティング『カオスフィールド』『ラジルギ』『カラス』『イルベロ』『ラジルギノア』の5タイトルをカップリングしたお買い得ソフトですが、それをたった888円で買えるなんていい時代です。とはいえ、私自身今までWiiで発売されたマイルストーンのシューティングは全て持っているので、敢えて買う必要もない気もするのですが、すでに持っていても、一枚のディスクで遊べるのは魅力ですね。
 
『My Hero』は、セガ販売・バンプレスト(当時はコアランド名義)開発のアーケードゲーム『青春スキャンダル』の海外版の移植です。ジャンルはアクションですが、トリッキーな敵の動きと、一発死のためにかなり難易度が高めとなっています。容量の都合で一部のステージが削除されているとはいえ、夕陽のボス対決シーンや軽快なBGMはアーケード版の雰囲気を上手く再現されています。なお、ソニックの生みの親である中裕司氏の証言によると、このマスターシステム版はセガ史上最短の開発期間であるたった2ヶ月で完成させたようです。
 

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現在大ハマり中のゼノブレイドですが、最後の仲間が加わり、いよいよ佳境(?)に入りました。レベル58でプレイタイムは58時間オーバー。スーファミ時代のRPGならとっくにクリアしている時間ですが、まだ先が見えないあたり、最近のRPGのボリュームの高さにびっくりです。時間のない社会人にRPGは敷居が高いかも知れませんね。でも未だに飽きが来ないのは流石、任天堂クオリティです。

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昨日の続きですが、秋葉原トライアミューズメントで初めてプレイしたもう一つのタイトルが、データイースト『臥竜列伝』。ジャンルは『戦場の狼』(カプコン)『奇々怪界』(スクウェア・エニックス)タイプの任意スクロール型のトップビューアクションシューティングです。
三国志の世界観が舞台で、関羽・劉備・張飛の中から一人プレイキャラを選ぶのですが、登場する敵キャラがとにかく凄い。人間タイプの敵兵は勿論、人間以外のキャラクターである龍や虎や仙人、デコゲーらしくカルノフ様が登場するという、三国志の設定無視の世界となっています(笑)。
後年、カプコン本宮ひろし原作の『天地を喰らう』をゲーム化しましたが、あちらは原作の伝奇要素をなくし、史実の三国志の話をベースにしたゲームとなってますが、『臥竜列伝』は本来の原作版『天地を喰らう』の伝奇要素を取り入れたゲームとなっていて、どちらも破天荒な意味では『天地の喰らう』の正統なゲーム化なのかも知れません。いやあ、ファミコン版の『天地を喰らうII』をプレイした後に初めて原作を読んで、その無茶苦茶ぶりに笑い転げた身だったので(笑)
 
他には、トラタワらしい演出としてXマルチプライ』(アイレム)XEXEX』(コナミ)がセットで稼働していたのが目を惹きました。これを見ると、「コナミってよくそんなんで他社を訴える気があるな」と思いたくなるほど『Xマルチプライ』に似ていますね。それにしてもXEXEXって難しいですね。私が久しぶりのプレイで、横シューが苦手だということを差し引いても、一面すらクリアできなかったという…(笑)。
あと、両者のファンだったらPCエンジンHuカードソフト『バイオレントソルジャー』(IGSをプレイしましょう。システム的には悪くないのですが、敵配置に問題があって、退屈な場面があるのが難点です。安ければ買いということで(笑)

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まんだらけにて購入。
 
プレイステーション3ソフト
●ワールドサッカー ウイニングイレブン2011 …315円
 
せっかく秋葉原に行ったのにこれしか買いませんでした(笑)。
まあ先週は欧州メガドライブ版『エイリアンソルジャー』をたった4180円でゲットしたので、運をそこで使い果たしたと思えば仕方ないのかも知れませんね(笑)
 
ところで今回のウイイレ2011ですが、発売して一年三ヶ月ぐらいしか経っていないのにも関わらずかなりの値下がりようですね。年に一本発売されるシリーズだけに値崩れは仕方ないのですが、新データにこだわらなければ前作を購入してみるのもありだと思います。まあ315円で買えるなら多少の不満も許せると思いますが(笑)
 
ちなみに私自身はサッカーゲームをほとんどしないので、後輩のお土産として購入しました。
 
 
ふと思ったのですが、コナミのHDタイトルの代表作って何ですかね?このウイイレの他だとメタルギアソリッド4ぐらいしか思い付かないのですが、いかがでしょうか?(個人的にお気に入りのオトメディウスはそこまで一般的なゲームではないし…)
個人的にコナミは小島組を除いて携帯ハードで頑張っている印象ですが、国内メーカーとしては最大手の一つなので、是非とも代表作と言えるタイトルをHD機で出して欲しいですね。

今日は久しぶりの休みなので恒例の秋葉原へ。まあ先週も行っていますがね(笑)
 
先週の疲れがたまっていたのか、夕方まで布団で倒れていたので、活動は18時から。
探索をそこそこに、目指すはレトロゲームゲーセン「トライアミューズメントタワー」へ。いやあ、今回は全くといっていいほど掘り出し物がなかったので、やむを得ずゲーセン巡りしただけですが(涙)。まあ先週は欧州版『エイリアンソルジャー』をゲットしたので、運をそこで使い果たしたのかも知れませんね(笑)
 
エレベーターで7階に向かい、エレベーターを降りると真っ先に目に着いたのは、1980年にスクウェア・エニックス(当時はタイトー)がリリースしたアクションゲーム『ルパン三世』
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実はこのゲーム、今から約20年前『BEEP!メガドライブ』(ソフトバンク)に掲載された、「バイナリーアナリシス」(ハイローラー元帥”渋谷洋一氏”がレトロアーケードゲームを紹介する連載記事)を読んで以来、興味を持ったんですよね。私が中学生だった頃の話です。
 
ゲームのルールは、画面上部にあるドル袋を警官(銭形のとっつあん?)に捕まわないように画面下部の収納エリアに全て持っていくとステージクリア。特殊アクションとして、エネルギーがある限りボタンを押すことでランダムワープすることができるので、警官に捕まりそうになった時の為の緊急ボタンといえます。
地形に引っ掛かりやすいせいか難易度が高く、2コイン投入したものの一面すらクリアできませんでした。
 
ちなみに基板は同社の『スペースインベーダー』をベースにしていることもあり、単色キャラなので、ぱっと見た目、『ルパン三世』のゲーム化には見えません。辛うじて原作を匂わす部分は、曲の一部にTVシリーズ版パート2のテーマ曲の1フレーズが流れるぐらいでしょうか。
 
バイナリーアナリシスの記事によると、クリアするとルパン不二子と結婚。2回、3回とクリアするとなんと不二子の間に子供が生まれるという、オフィシャル製品でありながら原作無視の展開!(笑)
まあアニメ版も原作無視というか、エピソードごとにキャラ設定が変わるので(銭形警部がエピソードによっては独身だったり既婚だったりとか)、これもそんなエピソードの一つとして考えれば納得…いかないか(笑)
 
前の記事「原体験のないゲームは興味ない」と書きましたが、このゲームは中学生時代から追いかけていたゲームなので、今回の発見は非常に大きいものがあります。それでも、「100円で満足させる」ほどのゲームには程遠いゲームなので、2回目のプレイで満足してしまいましたが…
 
ただ、こんな滅茶苦茶な設定のゲームでありながらも、オフィシャル商品として発売できた作品として、未来に残すべき作品だと思います。原作者であるモンキー・パンチ先生にとっては嫌がらせかも知れませんが(笑)。
プレイする価値があるかどうかは微妙ですが、撤去される前にチェックする価値はあるかと思います。
 
 
トライアミューズメントタワーレポート、次回に続きます。多分。

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