2016年06月

更新が一週間滞ってしまいましたが、みなさんご機嫌いがかでしょうか?
わたくしはこの一週間、どうしようもなく忙しくて仕事を終えて部屋に帰ってはバタンキューで、先週の土曜日に秋葉原で開催されたマイコンインフィニットPro68k(以下MI68)に行って以来はそんな生活を送っていました(笑)

次の日の日曜なんて、バスの中でうっかり寝過ごしてうっかりスカイタワーにまで行ってしまったぐらいで…
イメージ 1
まさか私にとってのスカイタワーデビューが「寝過ごしでたまたま着いた」というのがあまりにも悲しいですが、財布の中身が心細かったので展望台には行けなかったのはもっと悲しいですが(涙)


ところで、話は変わって本日はバンダイナムコのPCエンジンHuカードソフト『ゼビウス ファードラウト伝説(サーガ)』が発売されて26周年です!おめでとうございます!
イメージ 2
『ゼビウス』に関しては説明不要かと思いますが、このPCエンジン版はアーケード版をベースにした「RECON」モードと、その新作シナリオ「SCRAMBLE」モードの2種が収録されています。
移植は80~90年代に『ザナック』『アレスタ』など、数々の名作シューティングゲームを生み出したコンパイル。移植レベルでいえば、1984年に先行して発売されたファミコン版よりも性能も使用容量も比較にならないぐらいの環境でありながら素人目で見ても違いがわかる作りですが、コンパイルの独自解釈のアレンジ移植として見れるべきでしょう。如何せん元が1983年のアーケードゲームなので、新作部分が収録されたとはいえどもさすがに1990年当時としても古臭く見えたのが正直のところです。
とはいえ、コンパイルシューティングがウン万と高騰化する中で、このタイトルだけはプレミアが付いていないので買うなら今のうちに(笑)



●レトロフリークのギアコンバーターの発売日が確定!
イメージ 3
といいつつ、発売日がまた延期されたら困りますが(笑)、レトロフリークでセガマークIII(マスターシステム)やゲームギアソフトを遊ぶためのアダプタ「ギアコンバーター」の発売日が7/29に決定しました!
実は私の39歳の誕生日の一日前(笑)
ある意味で私の誕生日プレゼントになりそうなアイテムですが、個人的に気になるのがメガアダプタ装着時に対応しなかった8メガを使用したマスターシステムソフト(Gソニック、スト2ダッシュ、バーチャなど)が対応するかどうかですね(笑)



●久しぶりにマスターシステム版ダイナマイトダックスをプレイ
イメージ 4
いろいろとヤバすぎて今となってはそのままの発売は不可能そうですが(笑)、そういやカーネルおぢさんが主人公のゲームって出てないな。

先日の日曜、6/18(土)より秋葉原UDXで開催された『聖闘士星矢30周年展』に行ってきました!
イメージ 1
車田正美&秋田書店の超人気コンテンツという枠組みに収まるどころか、80年代後半のアニメ業界や玩具業界に「聖衣(クロス)物」という新たなジャンルが確立させるなど、その影響力は計り知れず、日本のみならず、世界各国に多くファンを生み出し、この展示会でも世界中のファンによる長蛇の列が作られました。
私が行ったのは2日目だったので30分程度しか並びませんでしたが、初日は3時間待ちだったそうで、改めて星矢人気の凄まじさを実感しました。
 
ところでさっきの「クロス物」の件ですが、星矢人気にあやかってバンダイが『ガンダムクロス』『ビックリマンクロス』という玩具を発売してたのを見て、子供(当時小学生)ながら「ガンダムやビックリマンの商品にクロスの名前を付けるのはどうなのよ?」と思ってしまいましたが、それは余談です。
さらに当時、「クロス物アニメ」としてサンライズの『鎧伝サムライトルーパー』やタツノコプロの『天空戦記シュラト』が放映され、こちらも高い人気を誇ったのですが、それに続くようにコナミ(ハドソン)の人気ゲームの『桃太郎伝説』のアニメ版でもクロス物に仕上がっていたのはさすがに苦笑しましたが、これも余談ですね(笑)
 
展示会のいくつかは撮影禁止なので残念ながら画像は載せられませんが、入場券を買い(1,500円)中に入ってみると、会場には生原稿の数々が…
これは本当に圧巻です!同じ聖衣の描写でも、青銅(ブロンズ)や白銀(シルバー)や黄金(ゴールド)の聖衣をスクリーントーンやホワイトを効果的に使ってうまく差別化がされているのがわかります。また、印刷に写らない部分が見れるのも生原稿の魅力で、見開きを使ったド派手な必殺技のシーンがどんな技法を使って再現しているのか今回の展示会で確認することができたので、漫画家の仕事に興味を持つ人は一度はプロの漫画家の生原稿を見ることをお勧めします。個人的にアイオリアの必殺技、ライトニングプラズマの光速表現を「網目」で表現していたのには斬新に感じられました(笑)
 
次のブースでは、1986年より放映されたアニメ版(全114話)、及び劇場版6作、2003年よりOVAとして公開された冥王ハーデス十二宮編以降の資料が展示されていました。
今でも通用するような美麗な作画の数々を見ると、キャラクターデザインと作画監督を手掛けられた荒木伸吾氏&姫野美智氏による功績の大きさを実感しました。技術的な面で見ても、キャラクターの色分けに従来のアニメ以上の色を聖衣の光沢感に使われているのは、アナログのセルアニメ時代としてはかなり潤沢な予算で作られたことがわかります。
驚くべきことは、単行本の一巻が発売される前から作業が始まっていたとのことで、少ない資料でアニメ独自の世界観を生み出さなければいけない状況(原作とほぼ同時進行なのでそうせざるを得ない)だった為アニメオリジナル設定が作られ、それによって原作との矛盾が生まれてしまった部分もありますが(特にクリスタル聖闘士の存在)、アニメ版はアニメ版で高く評価されたのは、どれだけアニメ版は一流のスタッフに恵まれていたかわかると思います。もっとも、視聴率合戦が最も激しい土曜日のゴールデンに放映だから、当時の現場は相当なプレッシャーだと想像できます。
それにしても、TVシリーズの「海皇ポセイドン編」をたった15話で完結させたのは今思えば凄いなあ。原作のエピソードを削りまくったせいでカノンの最後は空気だったけど(苦笑)
また、このブースではモニターとCGを使った、擬似的に天馬聖衣(ペガサスクロス)を装着できる個室が用意されていました。モニターに映し出された自分の全身にアニメ版の聖衣装着シーンのように下から順に聖衣を纏っていきます。小学生当時にこの技術ができていたら…と思ったほど、聖衣に憧れていたことを思い出しました(笑)
 
次のブースはこの展示会のために作られた映像の上映。
TVシリーズの素材を編集したものと、完全新規で作られた映像の何バージョンが上映されましたが(およそ10分ほどの映像)、その映像に合わせて「ペガサス幻想(ファンタジー)」「ソルジャードリーム」が流れるのは最高が熱かったですね!できれば新生青銅聖衣をまとった星矢の新作映像も観たかったですが、それは残念ですね(笑)
 
ここからは撮影可能エリア。
 
今回の展示会のために作られた、金メッキで豪華に光り輝く等身大の黄金聖衣12体(アニメ版規準のデザイン)がとにかく大迫力!
イメージ 2
イメージ 3
イメージ 4
イメージ 5
イメージ 6
言うならば玩具の「聖闘士聖衣大系」を実物大にした感じですが、さすが等身大だけに迫力が違います。特に牡牛座(タウラス)は全長210センチもあるだけに、威圧感はまさに原作イメージのままでした(笑)
 
そして隣のブースでは『聖闘士星矢』ではお馴染みのフィギュアシリーズ「聖闘士聖衣大系(セイントクロスシリーズ)」を含めた関連グッズの展示。
イメージ 7
イメージ 8
イメージ 9
イメージ 10
80年代に発売されたシリーズのみならず、OVA「冥王ハーデス十二宮編」が展開された以降に発売されたマイスシリーズや、より高いクオリティで仕上げたEXシリーズなど、市販されたものはほぼ全部展示されました。さすがに全部をブログに載せるのは大変なので一部だけ載せます(汗)
 
他にも、マイスシリーズにはこんなニッチな商品まで…
イメージ 11
 
人気キャラのみならず、原作ではわずかしか登場しないやられキャラのワンシーン(画像は白銀聖闘士リザドのミスティの水浴びのシーン)をわざわざ商品化してしまうあたり、星矢のコンテンツの凄さを再確認させます(笑)
 
他にも、放映当時に発売されたボードゲームや電子ゲームや
イメージ 12
直接、右手や胸にはめるレーザー流星拳や
イメージ 13
 
そして、聖衣マスクシリーズなども展示されていました。
イメージ 14
この聖衣マスクシリーズは、いわゆるコスプレアイテム的なものですが、人気のペガサスやドラゴンはともかく、子供には不人気な女性っぽいイメージのアンドロメダまで商品化されているあたりに、当時の人気ぶりが伝わります。当時買った人は他のクロスに比べて少なさそうだけど(笑)
 
ちなみにファミコン版『聖闘士星矢 黄金伝説』をはじめとしたゲームソフトの展示は今回はありませんでした。念のため。
 
 
最後の売店では会場限定のTシャツやバッチやらフィギュア、5万以上する箸置きや10万以上もする皿など、さすがにどれも高かったですが(稼ぎが少ないのよ…)、私が今回買ったのは比較的安かったこれ。
イメージ 15
当展示会のパンフレットとコミック風メモ帳と、以前、週刊少年チャンピオンで連載された車田正美先生の自伝コミック『藍の時代 -一期一会-』
 
『藍の時代 -一期一会-』はチャンピオン連載版から読んでましたが、とにかく凄いですよ。主人公の東田(車田正美先生)が、漫画家を目指すいきさつや、原稿持ち込み時代の数々の挫折、そして念願のプロデビュー、そして無事プロデビューはしたものの読者アンケートの結果次第では打ち切りが決まるという、どんなに人気作家であっても生存することの厳しさなどを、車田正美先生の漫画家人生を車田テイストで表現されています。全8話構成でありながら名前が設定されている登場人物が5名死んでいる時点で、下手な車田連載作品の中で最も熾烈な内容だと分かっていただけるはずです!自伝漫画なのに!!
しかしこの漫画では車田正美先生は週刊少年チャンピオンで壁村編集長と出会いプロデビューしたとされていますが、私の記憶が間違いなければ確か集●社の週刊少年ジャ●プがプロとしてのデビューだったような気が? いや、巨匠車田先生がそう仰る以上はチャンピオンでのデビューが史実でしょうし、ジャン●でデビューという輩はきっと何かの勘違いをしていると思われます。
つまり車田先生は、手塚治虫先生や水島新司先生といった大物作家と同じ土俵(チャンピオン)で争ったことになります!まじすげえ!!
事実、今週発売の●ャンプではこの30周年展の宣伝が一切ありませんでしたから、やはり私の記憶違いだったのでしょう!(力説)
…すみません。確かに冒頭で「この物語は事実を元にしたフィクションである」とあるのですが、フィクション部分が大きすぎて、単行本の最後に記載されている関係者たち(壁村元編集長遺族や各出版社など)はどう思っているのか気になるところです(笑)
 
そういえば、打ち切りコミックとしてよくネタにされた車田先生の伝説のコミック『男坂』のジャンプコミック版も展示されていました!
イメージ 16
週刊プレイボーイで不定期で打ち切りになった以降の物語が連載再開されましたが、どうしても作家として勢いがあった当時のパワーが続編に感じられない上に、社会性を取り入れてしまった為にやや説教臭い内容になって正直微妙でしたね。やっぱあのラストシーンで終わってこその男坂です!
イメージ 17 
 
話が脱線しまくりましたが(いつものことだけど)、UDXという会場を使っている関係で入場料が高めとなっていますが、よほど期待しない限りはよかったと思います。
車田版星矢やテレビアニメシリーズ中心の展示で、オリジナルテレビシリーズの『聖闘士星矢Ω』はほんのちょっとフォローしてあって、他の車田先生以外の作家が手掛けた外伝作には触れていませんが、そこで怒るファンはいないでしょう(笑)
 
今回の展示会の最大の目玉はやはり等身大の黄金聖衣12体の展示で、この圧倒的な豪華絢爛さは実際に見て感じ取ってみて欲しいですね。
入場制限しているおかげで各展示をじっくり見ることができましたし、来られたファンもきちんと会場のルールを守っていたのもよかったです。
 
展示会は6/29(水)までなので気になる人は秋葉原UDXへGo!
 
 
ところで東京国立博物館では古代ギリシア展が行われていますが、ギリシア繋がりで『聖闘士星矢』とのコラボをやっているそうです。
イメージ 18
当の車田先生は『聖闘士星矢』を連載する際にギリシアへ取材に行ったことは過去に一度もないそうですが(笑)

休日の今日は、とある用があって秋葉原に行ったのですが、それは後日の記事でレポートするとして(笑)
 
 
●本日の秋葉原での買い物
イメージ 1
何件か秋葉原のレトロゲームを扱っている店をまわったのですが、ターボグラフィックス16(海外PCエンジン)ソフトを扱っている店が全くありませんでした。まさか、ガイコクジンによるターボグラフィックス16ソフト買い占めによる外国への流出が問題なのかも…?ガイコクジンのせいでターボグラフィックス16ソフトが本当に欲しい人に行き渡らないじゃないか!(棒)
 
 
 
●虫姫さまver1.5マニアックモードついにクリア!
イメージ 2
イメージ 3
イメージ 4
Hey2階にて、ケイブの縦スクロールシューティング『虫姫さまver1.5』のマニアックモードをノーコンティニューでついにクリアしました!
「今度はウルトラモードに挑戦して!」
と決して言ってはいけません!(笑)
 
 
 
●BEEPショップにて
イメージ 5
BEEPショップのフリープレイ台には東亜プランとしては非常に珍しい横スクロールアクションの『ゲットスター』が稼動していました!
久し振りに遊びましたが、強制スクロールながらもしゃがみ中はスクロールが止まるところにコナミデジタルエンタテイメントの『THE功夫』を彷彿させます!(酷い例え)
 
 
 
●レトロフリーク
やっとのことでインストール数が1,700を突破しました!
イメージ 6
こんなに入れても3GBも使ってないんだぜ?(笑)
 
そういえば先日購入した『Chine Warrior』はレトロフリークでもきちんと認識しました。つまり、ターボグラフィックス16のタイトルは全部じゃないにしろレトロフリークに対応していることになります。
イメージ 7
日本においてターボグラフィックス16のタイトルを遊ぶ環境を用意するのは、メガドライブやファミコン、スーパーファミコンの海外ソフトよりも難易度が高いので、この対応は遊びの幅がさらに広まって嬉しいですね。
 
ちなみに一緒に買ったSNES(北米スーファミ)の『Frogger』もレトロフリークに対応していました。
イメージ 8
イメージ 9
こんなクラシックゲーム、ファミコン時代ならともかく、スーファミ最末期に、わざわざROMに焼いてフルプライスで売りつけるなんて凄い度胸ですな(笑)
 
レトロフリークを出したついでにPCエンジンの『魔神英雄伝ワタル』を久し振りにプレイしました!
イメージ 10
とりあえず最終面まで行けたけど、今回もラスボスのガッタイガー(上の画像のキャラ。アニメとは全くデザインが異なるのはアニメ放映前に開発が始まったのが理由かも)が倒せませんでしたが、これを正攻法で倒せた人ってどれだけいるんでしょうかね?ジャンプ飛び込みバグで倒すのが一般らしいですが…。
ちなみにこのソフトをテストプレイした岩崎啓眞さんはラスボスの嫌らしいアルゴリズムに腹を立ててプログラマーをあともう一歩のところで殴っていただろう、とのことでした(笑)

イメージ 1
通販ショップ穴屋さんで購入。
・Battle B-Daman
・China Warrior
・WWF Raw
・Frogger
 
ついに海外版『THE功夫(Chaina Warrior)』をゲットしましたよー!!
イメージ 4
当ブログの愛読者さまなら説明不要のコナミデジタルエンタテイメント(海外版はNECより発売)の人気格闘アクションがついにこの手に…
 
近年のガイコクジンによるレトロゲームの海外流出のせいで、この海外版は秋葉原でさえも数十万で取引される以前に、たった一度さえも入荷しませんでしたが(お前は何を言っているんだ)、これで一つ目標が達成しました!
 
穴屋での入荷を教えてくださった、せいばさん、有難うございます!教えてもらった0.05秒後には値段さえ見ずにポチっとしましたよ!
 
その他の掘り出し物といえば、SNESの『Frogger』はなんと北米におけるSNES最後のソフトということで「かなりレアに違いない!」と思ってついでに買ったんですよね。つまり、今回の買い物で2大コナミレアゲーをゲットしたことになります!今年の運を使いきった気がするぐらい好調!
さらに『WWF Raw』は、メガドライブでレアすぎるゲームという印象がありまくって一緒に買ったし、残りのアトラスの北米GBAソフト『ビーダマン』は安かったからオマケで買いました(笑)
 
 
 
●ハイスコアガールリニューアル版単行本に望むこと
以前、荒井清和先生の『べーしっ君』の未収録エピソードを収録した完全版単行本が発売されるとアナウンスがありましたが、押切先生の『ハイスコアガール』のリニューアル版にも単行本未収録のこれを再録してもらいたいですね。
イメージ 2
イメージ 3
東京ゲームショー2013にひかりTVのブースで配られた冊子ですが…
…って、押切先生どれだけTHE功夫がお好きなんですか!?
NHKの料理番組にネタにされたり、ゲームセンターCXの挑戦タイトルに選ばれたりと、近年の『THE功夫』ブームは明らかに押切先生の猛烈なプッシュの影響力だと思うぞよ(笑)
 

イメージ 1
『ファミ通』の30周年記念号で、「懐かしのPCエンジンソフト」のページで一部読者から批判の声が挙がっているのですが…
イメージ 2
批判の対象がこれ。
当時、ハドソンから発売されたソフト全部が、「販売元:KONAMI」となっていること。
事実、現在はコナミデジタルエンタテイメントが権利を持っているゲームだし、権利者が明らかにされていないせいで復刻できないゲームは山のように存在することを思えば、むしろハドソン発のタイトルの現在の権利者が明らかにされているだけマシと思っているぐらいなんですよね、個人的には。
 
権利者が明らかにされていなかったり、承認を得られないと『ニンテンドードリーム』(徳間書店)の別冊付録の「ニンテンドー3DSソフトカタログ」のような悲劇が起きるんだぜ?
イメージ 3
イメージ 4
イメージ 5
カタログなのに、表記されているのは「ゲームタイトル」だけで、スクリーンショットどころか、販売元・ゲームジャンル・発売日・価格まで一切掲載されていません。
大人の事情があるにしろ、雑誌掲載するには権利を持つゲームメーカー側に力があるのは明白で、少なくともさっきの件はファミ通側もコナミ側も攻めるのは間違っているな、とは思います。過去の雑誌トラブル事件においても、ハイスコアにおけるドラクエIIIラスボス掲載事件然り、ザ・プレステのレーシングラグーンのジャンル表記事件然り。芸能界でいえばジャニーズタレントの顔を掲載できないみたいな(笑)
 
 
 
その他にも、「この記事を読んだ若いゲーマーがハドソンのゲームをコナミのゲームと勘違いするじゃないか!」と言われるけど、それだってハドソン自体、似たようなことをしています。
 
わたし個人の思い出を語らせてもらうならば、小学生時代、ハドソンの『高橋名人の冒険島』をずーっとハドソンのオリジナルのゲームと思っていたら、その数年後(当時中学一年生)ゲームギアで似たようなゲームが『ワンダーボーイ』として発売されているのを知って、しかもそれが冒険島のオリジナルと知って、「冒険島のパッケージにも、タイトル画面にも、セガの表記がないじゃん!」と驚いた記憶があります。
自分の場合、ゲームギア版でそれを知ったからよかったものの、当時、冒険島をリアルタイムで遊んでいた人が元がセガオリジナルのゲームだと知らない人は結構いるでしょうし、事実わたしの周りでも多いです。
その後、ハドソンから発売された『Bugってハニー』(オリジナルはセガ/ナスコのピタゴラスの謎)や、PCエンジンの『ビックリマンワールド』(オリジナルはセガ/ウエストンのモンスターランド)アドベンチャーアイランド』(オリジナルはセガ/ウエストンのモンスターワールドII ドラゴンの罠)も、元のゲームの著作権表記がパッケージにもゲーム中にもどこにもないので、もしかしたらハドソンは一部メーカーを除いて(日本ファルコム、コナミなど)権利元の表記をしたがらない文化があったのかも知れません。まあ、ハドソンがそれらタイトルを出す際に、オリジナルの権利者の表記をしない契約を事前にしてたかも知れないけど、そんなのユーザーが知る由なんてないし。
そう思うと、今回のファミ通における元ハドソン作品のKONAMI表記は、とても皮肉が込められているように見えて仕方ありません(笑)
 
 
権利絡みでもう一つ、今から13年前にゲームラボの三才ブックスから『ファミ・コンプリート』というファミコンのカタログ本がでましたが、
イメージ 6
全てのファミコンソフトが、スクリーンショット・パッケージ写真・当時の販売元・そのソフトの詳細のデータ・コメントが掲載されています。
イメージ 7
イメージ 8
発売当時も、「こんな本を出せるのは、アングラ系の記事が載るゲームラボ編集部ならではだな」と感心した記憶があります。
この本が出た同時期(ファミコン20周年時)に開催された「レベルX」という展示会では、ファミコンソフトを展示する際に権利者を探すのに苦労したという話を聞いたことがあるからです(特にソフエルやデータイーストや東亜プランの作品が最後に残っていた印象)。
 
…と思ったら案の定、『ファミ・コンプリート』が発売された直後、任天堂が三才ブックスにクレームが来たと、本の製作に関わったゲームコレクターさんから聞きましたが、それなりに人気のあったこの本は権利者という壁に当たり、再販が叶わなくなりました。残念無念。
 

↑このページのトップヘ